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お知らせ

熱中症の対策と予防薬膳

2025年7月3日

 

上記は岐阜県庁のホームページで発表されている、今年度の熱中症による緊急搬送人員数です。

 

調査開始日は5月1日から。上記のデータは7月2日 16:00のものです。

搬送人員はトータルで394名、軽症209名、中等症175名、重症9名、死亡者1名 となっています。

年代別には、高齢者が最も多く 238名、成人119名、少年34名、乳幼児3名となっています。

 

普段、クーラーの効いた室内で1日を過ごす私にとっても熱中症は要注意。

そこでその対策と、和漢薬膳師の視点からおすすめの食材を調べてみました!

 

 

 

【熱中症とは】

人は体温が上がり過ぎると、汗をかいたりして体温のバランスを調節しています。

しかし、暑い中、長時間  屋外にいたり、体を動かしたりしていると、体温調節の機能が乱れ、体温の上昇、多量の発汗で  津液(水分)や、気(エネルギー)が失われ、大きく分けて2つの熱中症症状が現れます。

《普段から発汗しづらいパターン》

体内の熱を汗として発散しづらいため、頭や上半身に強い熱が溜まり、頭痛やめまい、立ちくらみなどを発症します。

《外仕事などで多量に発汗して起きるパターン》

暑い室外で体を使い多量の発汗が続くと、体内を冷やすための水分が奪われてしまい、倦怠感や頭痛、動悸、息切れなどを発症します。

 

【熱中症が疑われたら(厚労省通達)

涼しい場所へ

エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難する

からだを冷やす

衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)

水分補給

経口補水液などを補給する

 

⚠️熱中症は、重症化すると命に関わる事もあり、体温調節の働きが弱い、子供や高齢者は、特に注意が必要です。

又、胃腸の不調(吐き気や下痢、食欲不振など)を伴う熱中症の場合は、体内に溜まった余分な水分「湿」を取り除く為に、過剰な水分補給には気をつけましょう。

 

 

【おすすめの食材】

☆ 体が熱くなっているとき

清熱解暑・・・熱を取り除き、夏の暑さから身体を守ります。

粟、セロリ、セリ、苦瓜、緑豆、バナナ、緑茶など

☆ 体の水分が足りなくなっているとき

生津止渇・・・津液を生じ、喉の乾きを改善します。

きゅうり、トマト、豆腐、西瓜、パイナップル、マンゴー、ぶどうなど

☆ 食欲がなくなっているとき

健脾胃・・・気を巡らせ、脾胃の働きを良くします。

はと麦、しょうが、紫蘇の葉、陳皮など

はり・灸 田中鍼療所

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