立春が過ぎ、暦の上では「春」。
とはいえ、3/20の春分までは陰陽論では、まだまだ冬の陰気が強い時期です。
寒い日、暖かい日の寒暖を繰り返し、徐々に体感的にも「春」に近づいていきます。
こういう時期に、眠りが浅い、体がだるい、足腰が冷えるなど、調子が悪いって人は多いものです。
それ、自律神経の問題かも?
自律神経とは
自律神経とは、私たちの意思とは関係なく働いて、心臓や血圧、体温、胃腸などをコントロールしています。
自律神経には別名を闘争の神経と呼ばれる交感神経と休息の神経と呼ばれる副交感神経の2種類があり、日中、活動している時に優位になるのが交感神経で、主に夜、心と身体をリラックスさせる時に優位になるのが副交感神経です。
交感神経が優位になると副交感神経が静まり、逆に副交感神経が優位になると、交感神経が静まるというように、両者がシーソーのようにバランスを取りながら、機能しています。
自律神経失調症でよく見られる症状
頭痛・めまい・息切れ・不眠・発汗・肩こり・動悸・腹痛・腰痛・下痢・便秘・倦怠感・イライラ・食欲不振・手足の冷えなど
はり灸治療では
東洋医学では、交感神経が陽で副交感神経が陰となります。この陰陽が、春の繰り返す寒暖でバランスを崩すことで起こるのが自律神経失調症です。
また、東洋医学の考える健康体は、「頭寒足熱」です。これは陰陽の気がバランス良く調和した状態。この頭寒足熱の方向にお身体を整えることで自律神経の働きも整っていく、と考えます。
その他に、頭痛や不眠、めまい等、現れている病症に対してもアプローチをして行きます。現れている症状を一つずつ改善することにより自律神経失調症をトータルで治療します。