パーキンソン病による歩行困難と腰痛が主訴の患者様
パーキンソン病は、安静時振戦、筋固縮、無動・寡動、姿勢反射障害といった症状が現れます。
これらの症状を東洋医学では、段階により、
陰虚・・・体内の水(津液)や陰気の循環障害やそのものの不足
血虚・・・血行不良や血そのものの不足
により発症すると考え、陰虚や血虚の改善を目的とした鍼を行います。
写真上 治療前 血虚による下肢の筋緊張、津液の循環障害による浮腫み、皮膚の乾燥が強く、強張りや肌の痒みといった自覚症状もあります。
写真下 治療後 下肢の浮腫みが軽減し、ふくらはぎが全体に細くなっています。また、触診で筋緊張が緩和し、前脛骨筋(すねの外側の筋肉)、腓腹筋(ふくらはぎ表面の筋肉)等が柔軟になったことが確認できます。
東洋医学は全身治療です。
手足にある要穴と呼ばれるツボに鍼を行い、気血津液の循環・生成を補います。
加えて腹部、背腰部、患部に鍼やお灸を行い全身を整えます。
写真は、患者様が撮影に抵抗が少ない下肢のみですが、腹部や主訴である腰の浮腫みや筋緊張も改善しています。
美容鍼 スタンダード+オプションコース
スタンダードコースは、フェイスラインのリフトアップに効果的な筋肉に鍼を行い、低周波刺激を加えます。低周波刺激は、凝り固まったお顔の筋肉をゆるめた後、低周波の波長を切り替えリフトアップ致します。
エラが張ってお顔が大きく見える、目の周りが浮腫む、まぶたが下がって視界が狭いといったお悩みに対応致します。
オプション・・・ご希望により、お悩みのほうれい線や目の下のたるみ、額、眉間のシワに鍼を行います。
施術を受けた当日はキュッとお顔が引き締まり、4~5日後にはお肌、筋肉が柔軟に変化したことを実感できますよ!
3月1日 日曜日
川西新聞販売所様とのコラボ企画
「家庭でできるお灸教室」
を開催致します!
花粉症対策に、ご自身で、ご家族と、セルフケアに役立つお灸
体験してみませんか?
日時:3月1日(日) 10:00~ 11:00~
開催場所:田中鍼療所
お申込み
川西新聞販売所
TEL0576-54-1330
田中鍼療所
TEL0576-54-1067
足腰のだるさ、起床時の背腰部の痛み
を訴える患者様
下肢の浮腫みは、慢性腰痛 急性腰痛 坐骨神経痛 膝関節痛 冷え性等の直接の原因になります。
患部の血行を改善し温める、急性期の熱をもっている患部からは熱を引かせる、といった対処的な治療も必要ですが、根治を目指すのであればその原因の改善が最も重要です。
写真
治療前
治療後
治療前後で浮腫みの変化が分かります
↓ ラインカメラによる編集
比較写真をご確認いただき、患者様も驚くほどの変化!
これだけ変化すると、起床時の腰痛、足腰のだるさも改善されます。
美容鍼 スペシャルリフトアップコース
筋肉、お肌を引き上げ、フェイスラインをリフトアップ。さらに、凝り固まった筋肉をゆるめ、たるみを解消!気になるほうれい線、目元のたるみ、眉間や額のシワにも鍼を行います。
瞼が上がり、目元パッチリ。
最近瞼が浮腫む、瞼が下って視界が狭いといった方にも好評です。
スペシャルリフトアップコースは圧倒的な鍼数で真皮層に微小な傷を作り、その傷の創傷治癒過程で生成されるコラーゲン繊維やエラスチン繊維が肌組織を改善します。
施術を受けた当日はキュッとお顔が引き締まり、4~5日後にはお肌、筋肉が柔軟に変化したことを実感できます。
中耳炎で左耳から首にかけて痛みがある患者様
2度目の発症
中耳の炎症で、左右の側頭部に手をかざして比較すると、明らかに左の側頭部の熱感が強い。
お身体全体を整え自然治癒力の向上を目的とした鍼に加え、左耳から側頚部の炎症による熱を取る治療を行います。
写真 耳周囲のツボに直接鍼をすることで熱を取ります
治療後 側頭部の熱感が冷め、側頚部の張りも改善しました。
私 「耳から首の痛みどうですか?」
患者様 「あらっ!本当。痛くないわ!楽になった〜。」
耳鼻咽喉に関する症状に対し、はり灸治療が有効なもの
中耳炎、難聴、耳鳴り、副鼻腔炎、鼻炎、鼻出血、咽喉痛、咽喉の詰まり感、声がれ 等に有効です
朝起きたら外は冬。
一面真っ白。
昨日、せっかちななめくじ君と出会った場所
なめくじ君は何処?
無事を祈ろう
春めいた日もあれば雪の日も。
日によって変わる気候変化が、めまいや頭痛、肩こり、睡眠障害、花粉症など、体調に影響します。
体調管理に気を付けましょう!
朝7:05、小学生の子供達の登校に集合場所まで付き添います
その帰り道
なめくじ!
今年の啓蟄は3月5日
啓蟄は24節気の一つ
冬ごもりしていた虫たちが土中から目覚めてくる日
フライングのなめくじ君
動きが遅いように見えるなめくじの中にもせっかちはいる
いよいよ、春がやってきました
春は、目眩、頭痛、肩こり、花粉症、意外と体調を崩しやすい季節
体調管理は、早寝、温かく消化の良い食事で胃腸を整える、が鍵です
「ちゃんと脈はうっとるか?」「大丈夫ですよ〜。元気にうってます(笑)」患者様との会話のやり取り。
田中鍼療所では、治療中、何度も脈を拝見させて頂きます。
当治療室のはり灸治療は、日本伝統鍼灸の一つ「脉診流 漢方はり治療」です。漢方はり治療は、五臓六腑の不具合から起こる気血津液(きけつしんえき)の過不足を、ツボに鍼をする事で改善し、様々な症状を治癒に導きます。
そして、漢方はり治療では、脉診(みゃくしん)という独特の診察法で五臓六腑、気血津液など、お身体の状態を見極め治療につなげます。この時の脈の字は脉と書きます。
脉診では、不整脈や脈の速い遅いだけでなく、強弱、浮いている沈んでいる、滑らかさや渋り などを感じ分けます。
写真 脉診 示指・中指・薬指を浮かせ沈めて、脉の状態を診ています。
とにかく、と〜〜〜っても、繊細!奥が深い!
慢性腰痛の男性患者様
下肢の冷え、背腰部~下肢の筋肉のこわばりが強く、起床時や歩き始め等の動作開始時に腰部や臀部に引きつるような痛みがあります。
写真は、腰にあるツボ 大腸兪(だいちょうゆ) 右 への灸頭鍼
慢性の痛みは冷えが古く深部まで冷えていることが多い。
そんな慢性の症状に大変有効です。
写真でも腰椎3番付近から仙骨上部にかけ、肌の色が黒ずんでいるのが見てとれます。
長い慢性症状では、このように皮膚が黒ずむ、産毛が生える、乾燥して肌が硬くなる、等の変化があります。
患部(右の腰)だけではなく、足先まで温まります。