左膝に水が溜まり、夜間足を伸ばした状態で痛みがあり目が覚める、動作時の痛みのため仕事にも支障が出た患者様
膝関節痛がひどくなったのは昨年末とのこと。
初回治療時、触診で左膝の冷えが強く、右膝と比べて明らかに大きく、関節の隙間がギチギチに詰まった状態で痛みの強さが伺えます。膝のみではなく、ふくらはぎ、大腿部、腹部背部の筋肉の緊張が高い。
治療3回目で、大きさの左右差が少なくなり、関節の隙間も余裕が生まれました。患者様「歩き始めの痛みはあるが夜間の痛みは無くなった。」
治療6回目、膝の大きさ、関節周囲の冷え、全身の筋肉の緊張が緩和されています。患者様から「膝にシワができた。動くのがかなり楽になった。」とのお言葉。
膝関節の灸頭鍼(きゅうとうしん)。
鍼にお灸を付けて輻射熱で患部、ツボを温めます。鍼を併用することで普通のお灸と比べ、長く深く刺激します。
膝関節痛は、体重負荷・作業環境・筋力低下・関節の変形等、様々な要因が重なり、発症からの経過期間によって症状の改善状態が違います。
「起床時の痛み」「歩き始めの痛み」「体重をかけると痛む」は、危険信号。
お早めの治療をお薦めします。
「ここで治療してもらうと、夜よく眠れて楽~。」
こんな嬉しいお言葉を、患者様から度々頂きます。
田中鍼療所(東洋医学)は、頭寒足熱(ずかんそくねつ)を健康体と考えます。
この頭寒足熱が崩れた、頭熱足寒(頭が熱くて手足が冷える)のお身体は、寝つきが悪い、夢をよく見る、夜中に目が覚めるなど、睡眠が浅くなります。
季節の変化に身体は敏感に反応します。
現在は、1/18土曜~2/3火曜の土用の期間に当たります。
土用は睡眠がとりづらく、頭痛、めまい、首肩のこり等が強く出ることがあります。
これらは、「のぼせ」が強くなることによって起こる症状。土用はお身体、症状に合わせ、より慎重に治療を行います。
そんな「のぼせ」を取る鍼
まず、全身調整で、お身体の中で上に登る熱を下げる、または、体内の水を巡らせることでのぼせの熱を冷やす、といった方向付けを行います。
そして、頭部や上半身、お肌に溜まったのぼせによる熱を直接取る、または、遠隔から熱を下げる鍼を行います。
写真は直接熱を取る「天柱」の鍼
今夜はぐっすり眠って頂けそうです。
朝食の定番、ベーコン。
我が家は、次男と娘が大好きなおかず。
でも、添加物が結構心配・・・。
そこで!
豚バラ燻製ベーコン作り!
塩漬け 1週間。 塩抜き 一晩。 脱水シートに半日くるんで。
燻製開始!
燻製器は私の最寄りのお店、amazonで購入。こうして見ると黒くて写真映えするというか、格好良い!
ついでに、6Pチーズも燻製に!
段々良い色になってきた!
先に燻された6Pチーズ。見てると我慢できず味見。
もちろん、ビールと共に(笑)
うま〜〜〜い!
初めて作りましたが、激ウマッ!
燻製ってこんなに美味しいの⁉︎クセになる!
自家製ベーコン、完成しました!
良い色。
子供達の評判も上々!
あ〜、楽しかった!
18日 土曜は、月に1度のスタッフ勉強会
今回のテーマは、臨床で活きる問診と伝え方 & 猫背リセット
患者様に今日の状態をお聞きするって、意外と難しい。
取り留めのない話ではなく、治療に直結する情報をピックアップ。そして、患者様にとって有益な情報をお伝えする。
「どうしたらいいか分からなくなるんですよ〜。」
そうなんですよね。分からなくなる。十人十色。患者様お一人お一人状態は違い、お話しいただく言葉も違う。そして、伝える事はもっとハードルが高くなる。キーワードは「共通言語」。
猫背リセットは田中鍼療所オリジナル
私が色々な手法とオリジナル手技を組み合わせて考案しました。現在、猫背リセットを行えるスタッフは1人だけ。
先輩スタッフから後輩に指導。
手技や順序を覚えるのが大変です。↑ 実技を受けながらメモ。勉強熱心!
猫背リセットは人気メニュー。是非とも使えるようになってもらいたい!
手技の具合を私がチェック。
う〜〜〜ん、もう少し力を抜いてね。
私も含めて課題は盛り沢山。でも、課題があるって、とっても楽しいことです!
胸椎の圧迫骨折による、背腰部の痛み、動作時の肋間神経痛様の胸腹部の痛み が主訴の患者様。
背部の痛みのため、仰向けが難しいので、横向き(側臥位)で治療を行います。
痛みの原因は胸椎の骨折ですが、東洋医学は五臓六腑のバランスを整えることで、自然治癒力を高める全身療法です。患部だけに焦点を当てるのではなく、全体を温めしなやかなお身体創りを目指します。
その目安として「足の温まり」は重要です!
写真上は治療前 触診で、下肢の強い冷えと筋肉の張り、足裏は全体に血色が悪く、足先やかかとの一部が赤黒く変色しています。
写真下は治療後 足裏は鮮やかな血色の改善が見られ、赤黒い変色も改善されています。触診では治療前の強い冷えは消え温かくなりました。
冷えると身体は硬くなり、様々な症状が強くなります。温まると身体はしなやかになり、様々な症状が改善します。
「温かくなる」が治療効果の目安です。